「<イスラム国>警視庁、北大生ら事情聴取 私戦予備の疑い」のニュース
やっぱりこういう人間が出てきました。
<イスラム国>警視庁、北大生ら事情聴取 私戦予備の疑い
(Yahooニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141006-00000092-mai-soci参照)
イスラム過激派集団「イスラム国」。
「国」とは言っていますが、大きなカルト集団です。カルトもグローバル化したということですね。ネットがそのスピードを与えました。
男子学生の同居人の証言によると、彼はまったく好戦的でもないし、イスラム国やシリアの話を冗談交じりにしたと言っています。
また、警察によると、男子学生はイスラム諸国への渡航歴もないし、過激派に所属している事実も無いと発表しています。
ここから推理すると、この学生は、特別な動機なんていうものはたぶんないと思います。「何も考えていない」から応募するんでしょう。本気で参加する過激思想の持ち主なら、足がつくような真似をするはずがありません。まずヨーロッパに飛んだりするでしょうし。自分の痕跡を隠して極秘に入国する方法はいくらでもあると想像できます。現地も知らないで貼り紙見て応募するなんて、素人も素人。
無知ゆえの怖さというのがあります。こういう若者が増えることを心配します。いや、俺はもうすでにイスラム国に参加している日本人はいると思っています。
そのあたりのことは、6月下旬に一度書いているので、こちらの記事でどうぞ。
気がかりなニュース 「シリア帰りの若者が欧州を脅かす」
(2014/06/29)
【追加】
彼を去年取材したジャーナリストの常岡氏のビデオのインタビューが公開されました。それを聞いても、学生はイスラムに興味はないようだし、シリアに対するイメージもずいぶん軽いものです。まるでバックパッカーが初めて海外旅行へ出かける前のようなノリです。旅行先がたまたまシリアですみたいな。
ただちょっと怖いのは(本気なのではないかと思うのは)、日本で死んでもシリアで死んでもたいしたことない、人を殺す機会があったら喜ばしいことみたいな話をしています。自殺をほのめかすような、自暴自棄的な発言もありました。
これも「消極的な自殺」願望なのかもしれません。「消極的な自殺」願望は、秋葉原無差別殺人事件の犯人も同じように持っていたようですが。
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