JTBのMOOK 『はじめての感動に出会える! 日本の絶景』が出版
JTBのMOOK 『はじめての感動に出会える! 日本の絶景』が12月15日から全国の書店にて発売中です。
amazonのページはこちらです。
ムック: 160ページ
出版社: ジェイティビィパブリッシング
言語: 日本語
ISBN-10: 4533101283
ISBN-13: 978-4533101281
発売日: 2014/12/15
寸法: 21 x 14.8 cm
この本は、7人の写真家の日本の絶景の写真で構成されたものです。三好和義氏、富田文雄氏、宮嶋康彦氏、中井精也氏、石川直樹氏、丸田あつし氏と、俺(青柳)です。
青柳は、「日本の原風景」の、「星峠の棚田/新潟県」、「西海の養殖場/愛媛県」、「大蕨の棚田/山形県」、「椹平の棚田/山形県」、「ころ柿の里/山梨県」、「下栗の里/長野県」、「東後畑の棚田/山口県」を掲載しています。
絶景の解説と、データ(住所、問い合わせ先、アクセス方法など)も掲載されていますので、ガイドブックとしても使えると思います。
日本にはこんなにもすばらしいところがあるんですね。
「絶景」とは、「すぐれた景色」(広辞苑)、「ほかにたとえようもない,すばらしい景色」(大辞林)のことですが、これは一般的な意味で、俺個人にとってのパーソナルな意味はというと・ ・ ・。
「絶景」とは「非日常」です。「絶景」の「絶」という字面、それと「ぜっ」という発音、何かそこに「非日常」を感じないでしょうか。
普通の景色が、時間、季節によって「絶景」に変わる瞬間があるわけです。だから逆に言えば、「絶景」というのは、いつ行っても見られるというものではありません。
じゃぁ、どうすればいいか。それは「絶景」になるまで時間をかけて待つしかないのです。
だから「絶景」には時間の観念も含まれているように感じます。長い時間をかけないとその一瞬には出会えません。偶然に撮影されたものもありますが、その偶然をものにできるのも、時間をかけているからです。
写真家は、他の人に代わって「絶景」に立ち会う代理人なのです。待った時間の集大成として「絶景」を褒美として与えられていると言ってもいいかもしれません。
だからこれだけの「絶景」が1冊になっているのはすごいことではないでしょうか。どれだけの時間がこの1冊に込められているか、わかっていただけるとうれしく思います。(自画自賛?) ぜひ、各写真から「時間」も感じてみてくださ。
ところで俺は今まで、文化的景観(人間が自然とともに作り上げた景観)をメインに写真を撮ってきたので、これからはもう少し幅を広げて撮影してもいいかもしれないと、この本をめくりながら考えました。
にほんブログ村
| 固定リンク
コメント