今日は、二十四節気「啓蟄」の末候、「菜虫化蝶」
今日は、二十四節気「啓蟄」の末候、七十二候の「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」です。
モンシロチョウが飛び交う季節です。実際にはちょっと早い気がしますが。
ところで、人間は視覚を重視していますが、動物界で一番優れているわけではありません。
色覚についても、人間の3色型よりも多い4色型のキンギョ、カメ、ニワトリなどの動物がいるし、5色型のアゲハチョウのような虫もいます。人間には区別できない色を区別している動物がいます。
そこで今日の七十二候「菜虫」の話なんですが、なんとモンシロチョウは、オスメスを羽の色で、はっきり区別できるそうです。人間の目には同じ「白」にしか見えないんですが。
モンシロチョウは紫外線を見ることができるからです。オスの羽は黒っぽく、メスの羽は白っぽいので、モンシロチョウたちは、ちゃんとオスメスどっちなのかわかって戯れているんですね。
たかが「虫」といってあなどれません。人間が見ているこの「世界」が「真実」だと思いこんでいるだけで、人間には知ることさえできない「世界」があるんです。
人間にも紫外線が見えたら、七十二候も違った表現になっていたんだろうなぁと思います。
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