2015年3月11日は、東日本大震災から4年。七十二候の「桃始笑(ももはじめてさく)」
2015年3月11日は、東日本大震災から4年。被災した人にとってはまだ復興への道のりは遠いと感じているのではないでしょうか。ただ、少しづつ前進もしているようです。
石巻市雄勝町波板の知人からは、高台移転もようやく目に見える形で動き始め、移転場所に重機が入っているという手紙をいただきました。来年の正月は新居で迎えられるかもしれないとのこと。
ところで、2015年3月11日は七十二候の「桃始笑(ももはじめてさく)」です。
「咲」は「わらう」とも読む。そう聞いたのは、福島県三春町在住の作家、玄侑宗久さんからでした。
「咲」は「笑」の異体字だそうで、簡単に言うと、もともとは同じ「字」だったのが形が違っていたので、違う意味になってきた、ということらしい。(Wiki「字体」参照)
中国語でも発音は同じ「シャオ xiao(4)」で、「笑う」という意味です。
だから「桃始笑」→「桃始咲(ももはじめてさく)」なのですね。
「山笑う」という言葉もあります。春の季語で、山の明るい雰囲気を表した言葉です。山の花が咲きほこる季節、「山が笑っている」というイメージはすばらしいと思います。
震災2年後、東北応援歌という意味で、被災地の桜のページを作りました。満開の桜を見ると、桜自体も笑顔に見えるし、満開の桜を見た人間も笑顔になります。このページのタイトルを「東北のわらう桜」にしたのも、そのためです。
今年も桜の時期に東北を訪ねるつもりです。
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