成田空港にLCCターミナルがオープンのニュース
LCC、ローコストキャリア(Low-Cost Carrier)を初めて使ったのは、数年前、スリランカへ行ったときでしたが、そのとき日本がLCCでは後進国だと知りました。
世界的にはLCCが一般に浸透していて、日本がまるで世界の趨勢から取り残されたような「浦島太郎」状態だったんだと初めて気がつきました。
その後日本でも「ピーチ・アビエーション」などが就航し、ようやく日本のLCC元年が始まったわけですが、今朝、成田空港にもLCCターミナルが開業し、旅行方法の国際標準に向けて新たな段階に入った感じがします。
横になれるソファーとか、早朝から開いているフードコートもいいですね。待ち時間を利用した外国人用のツアーも出るようです。
あと気になるのは、Wi-Fi環境が遅れている日本ですが、まさかこのターミナルで使えないなんてことはないと思いますが。スマホやPC用の電源として、各国プラグや電圧に対応した変換アダプターなどもあったら外国人にはうれしいかな。
それとコイン・シャワーなどもあるんでしょうか。
ここまで完備されていれば、乗り換え時間が24時間あっても大丈夫です。
昔は、飛行機そのものが、非日常を演出する乗り物でしたが、飛行機が特別のものではなく、もっと気軽な乗り物として、「安全に運んでくれさえすればいい」という考えの人が増えてきたということもあるでしょう。
今まで、強制的に払わされていた(料金に含まれていた)、養鶏場のニワトリのように、食べたくなくても時間になると出てくる機内食などは、むしろ、必要だと思う人だけお金を払って買うという、当たり前のシステムになったことも、いいことだと思います。(以前航空会社の人から、機内食が1食2000円以上かかっているという話を聞いたことがあります) 荷物だって、たくさん持っている人が多く払うのは当然のことです。
少なくとも、選択肢が増えることは良いことだと思います。見たところLCCターミナルは建設費も設備費も抑えられているので、たしかに「チープ感」はぬぐえないし、せっかくの旅行に「特別感」を感じたいときもあるので、そのときは今まで通り普通の航空会社で高い料金を払って、いいサービスを受ければいいわけです。
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