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2015/04/29

東北お遍路(こころのみち)巡礼2015 (19) 岩手県陸前高田「奇跡の一本松」&旧道の駅&冷泉玉乃湯

150427_1(陸前高田市 奇跡の一本松)

150427_2(陸前高田市 奇跡の一本松)

150427_3(陸前高田市 見晴台からの奇跡の一本松)

150427_4(陸前高田市 かさ上げ工事の中の花畑)

150427_5(陸前高田市 道の駅の建物)

150427_6(陸前高田市 冷泉玉乃湯)

150427_7(陸前高田市 展望台からの市内)

150427_8(陸前高田市 かさ上げ工事のベルトコンベアー)

陸前高田市に入り、奇跡の一本松の近く、国道沿いに一本松茶屋ができていました。ここに車を停めて、一本松までは15分ほど歩きます。

途中「見晴台」というのができていたので、上りましたが、ベルトコンベアーに邪魔されて松はよくみえません。むしろ工事の見晴台です。

看板によると、このあたり「高田松原津波復興祈念公園」or「防災メモリアル公園」という名前になるようです。

歩道をさらに進んでいくと、橋を渡って、一本松のすぐ近くまで行けます。橋のゲートのオープンは8:00-17:00(6-8月は8:00-18:00)で、早朝の時は近づけなかったので、歩道から撮影しました。

かつての道の駅の建物は、津波遺産として残されるようです。俺たちが震災の2年前、旅の途中で立ち寄り、駐車したスペースの白線は残されていました。場所をはっきり覚えています。

建物の前には津波で根こそぎ取られた松の木の根っこが10本くらい並べられていました。すさまじい破壊力だったことがわかります。敷地内に追悼施設もできています。時おり車がやって来ては慰霊碑や建物に合掌する人たち。

市内から車で約30分、竹駒神社脇の道を上っていくと霊泉玉乃湯があります。温泉は何も変わっていませんでした。

この日は湯船に俺ひとり。なんて贅沢な。旧玉山金山の産金が全盛期のころは、全国各地から坑夫たちが集まり賑わっていたという、黄金伝説の郷にある秘湯なのです。

巡礼の半分の行程を過ぎましたが、生活がシンプルになります。次どこへ行くかは決まっているので、余計なことを考える必要もなく、ただ巡礼を進めるだけです。無心になっていくような気がします。

休憩室の畳で横になりながら、花が散った桜の木を眺め、青空を飛ぶ鳥を目で追いながら、この気持ちよさが永遠であってほしいとさえ思いますが、長くは続かないものです。良いことも悪いことも永遠ということはありません。

玉乃湯温泉の先、数キロメートル林道を走ると展望台があり、市街地が一望できます。ベルトコンベアー群も見えます。望遠レンズで覗いたら、かろうじて奇跡の一本松も確認できました。この地に新しい街ができるのはいつのことでしょうか。

暗くなると、ライトアップされているわけではありませんが、ベルトコンベアー群が、まるで近未来の風景のようになりました。
 
 
 
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