東北お遍路(こころのみち)巡礼2015 (08) 相馬市「稲荷神社(寄木神社)」&「津神社」&「松川浦」
相馬市の東、松川浦の南側に位置するのが稲荷神社(寄木神社)です。海そばですが、高台にあり、住民をすくいました。
「津波がきたらお明神様に逃げろ!」の言葉があるそうです。、いざというとき真っ先に頭に浮かぶ避難場所でもあるというのは、いつも身近な明神様だからなのかなと思います。確実に「あそこだ!」というところを持っていることが海に暮らす人たちの身を守る知恵なのです。
一方、松川浦の北側に位置するのが、津神社です。
慰霊碑の台座に横に「←」が描いてありましたが、津波到達地点を表しています。階段4段ほどの高さで、神社の社殿がある上までは達しなかったようです。だから多くの住民が助かりました。
実は、貞観津波、慶長津波のときも、津神社は被害にあわなかったという伝承があるそうです。
ところで、ここには初めて見る「東北お遍路こころのみち」の碑が立っていました。これがそのうちすべての場所に立つことになるのでしょうか。
松川浦も被害を受けましたが、徐々に観光客が戻りつつあります。「復興チャレンジ海鮮メニュー」というのがあるそうで、栄屋で聞いたら、あることはあったのですが、ひとりで注文するものではなく、、複数人で注文するメニューだったので、今回は、海鮮丼を注文しました。
地元の人なのでしょうか。お風呂上りでつまみのエビフライを食べながらビールを飲んでいるおじいさんや、座敷で横になっている人たち。こういったくつろげる場所が復活したのは良かったですね。
食事後、松川浦温泉のホテル飛天へいって、日帰り温泉に入りました。松川浦を望む露天風呂もあります。のんびりできて、いい風呂でした。
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