映画『アバター』の「魂の木」と足利フラワーパークの「藤の花」
2014年、アメリカCNNにより、「世界の夢の旅行先9カ所」の中から日本で唯一選ばれたのが、足利フラワーパークだというニュースを聞きました。
「富士山」でも「京都」でもなくて「足利フラワーパーク」・ ・ ・ちょっと意外でした。
なんでも映画『アバター』に登場する「魂の木」と「大藤の花」が似ていると紹介されたようです。
大藤は樹齢150年にも及び、600畳敷きの藤棚を持っているそうです。たしかに満開のときは神秘的で(特に夜のライトアップ時)、「魂の木」を連想させます。と、いうより、アバターの製作スタッフが足利フラワーパークの大藤を見ていたのでは?とさえ感じてしまいました。
「ブラジルタウン」の大泉町から車で約40分。駐車場には夜のライトアップを見にきた客の車がたくさん停まっていました。
フラワーパークの入園料は当日朝7:00に決定します。「ふじのはな物語 ~大藤祭り2015~」の期間の料金設定は、大人900円~1700円です。花の咲き具合によって入園料が変動するというのは、誠実でいいかもしれません。
2日前にHPをチェックしたときは1300円だったのに、この日は1000円に下がっていたので、一抹の不安がよぎりましたが、不安は現実だったようです。
スタッフによると、
「昨日、大風が吹いて花が落ちてしまったんですよ」
という。
桜と同じで、藤の花も今年は例年よりも早く咲いて、早く散ってしまったということでした。まぁ自然のことなのでしかたありません。東北撮影をもう少し早く切り上げて帰宅していれば満開の「魂の木」も見れたかもしれませんが、楽しみは今後に取っておくことにします。
それでも、黄色い「きばな藤」は満開だったし、「大藤・むらさき藤」のほうも、まだ完全に散ってしまったわけではなかったので、ナヴィの神であるエイワの意思が宿る神聖な場所「魂の木」の雰囲気だけは感じることができました。
植物同士が交信し合い、あたかも脳細胞のような巨大なネットワークを作っているという設定で、「意識」がこの「ネットワーク」にこそ存在するという話は、映画を越えて、現実にもありえなくはないなぁと思います。
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