パスポートの要らない外国旅行 (西川口の巻 1) アジアン・タウンで食べたシシカバブ
妻の妹夫婦が住んでいる西川口へ行ってきました。
このあたり、中華料理、韓国料理、タイ料理、インド料理と、さながらアジアン・タウンのようです。とくに中国系が多いんでしょうか。
「バンコク」というタイ食材店もありました。中国系タイ人が経営しているようです。中国語とタイ語が飛び交っていました。
タイに行ったときには絶対食べる大好きな豚肉の発酵食品、ちょっと酸っぱい「ネーム」も売っていました。
店主のおばさんは、「インドネシア人とフィリピン人は、ネームを食べると腹を壊す人がいる」と言っていたようです。俺も妹夫婦も壊したことありませんが、面白い観察ですね。何か理由があるんでしょうか。肉の発酵食品に慣れてないとか。
西川口のアジアン・タウンは、新大久保と似ていなくもないのですが、もっと荒々しいというか、粗野な感じがしました。
「荒々しい」「粗野」はけっしてけなしているのではなくて、俺にとっては最大限の褒め言葉ですが。つまり、西川口が気に入ったのです。
妹夫婦に案内されて入ったのは、「長安ぴかいち」という中華料理店です。ちょっとわかりにくい場所ですが、西川口駅から西へ数分のところ。人気店でいつも混んでいるらしい。
「長安」というから西安料理かなと思ったのですが、どうも、ベースは四川風らしい。とにかく辛い料理は半端なく辛い。
「麻(まー)」と「辣(らー)」という辛さがありますが、「麻(まー)」は花椒(中華山椒)の辛さ(と言うより痛さ・痺れ)、「辣(らー)」は唐辛子の辛さ。その二つが合わさった麻辣料理は「味のサディスト」ですね。
長安は昔の呼び名で、今は西安という街ですが、ここから西へ向かうと、いわゆるシルクロードがヨーロッパまで続いています。
このシルクロードの各地で食べられるのがシシカバブ(串焼肉)です。メニューにもあったので、羊肉と豚肉のシシカバブを取りました。これはビールとの相性が抜群です。
イスラム教徒は豚肉は食べないので、現地ではお目にかかれない豚肉のシシカバブもなかなかいけます。でも、羊肉のシシカバブが一番ですね。現地を思い出してしまいました。最近は外国旅行に縁遠くなってしまったので、ことさらこういうものに飢えています。それは妻も同じだったようです。
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