テレビ東京の番組「Youは何しに日本へ」
テレビ東京の「Youは何しに日本へ」という番組が好きでよく見ています。
日本に来た外国人を空港で捕まえて、そのまま密着取材してしまうという内容です。
外国人が日本の何に興味があって、どんなふうに日本を見ているのか面白いし、10年ほど前、ガイドブック「Lonry Planet」を頼りに日本を旅するという企画で俺もやろうとしていたこともあって、「やられた!」という感じもします。
この番組の何がすごいかというと、「失敗」が放映されることです。「結局撮れなかった」とか「密着できなかった」とか「Youがいなくなった」とか、平気で流れるんですね。
「行き当たりばったり」なのです。へたすると、「何も無い」でおわってしまうけど、とんでもなく面白いYouに出会うこともある。製作者側の予想を超えた面白さが発見できるのです。
この番組にとって、「失敗」というものがないんです。いや、「失敗」も番組にしてしまう。だからかえって臨場感がある。
ほかの番組だと、どうせ「仕込んであるんだろう」とか「やらせだろう」とか見ているのに、この「失敗」に関しては「失敗」より下はありえないので、そこに「本当らしさ」を見てしまうからです。
もちろん製作者側は「失敗」の中でも「面白い失敗」を選んでいるわけだし、すべての「失敗」を見せているわけではないのですが。
そして、もしその「錯覚」を利用しているのだとすると、それはそれで、人の心理をわかっているすごいスタッフだとは思いますね。
にほんブログ村
| 固定リンク
コメント