野町和嘉氏写真展 『地平線の彼方から----人と大地のドキュメント』
FUJIFILM SQUARE 企画写真展
『野町和嘉 地平線の彼方から ― 人と大地のドキュメント』
開催期間: 2015年6月26日(金)~7月15日(水)
開館時間: 10:00~19:00 (入館は18:50まで) 期間中無休
会場: FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
入場料無料
野町さんの写真展です。
1972年のサハラ砂漠以来、ナイル源流、アラビア半島、チベット高原など長年にわたって地球規模で撮影してきた野町さんの、最新作アンデス高地も含んだ写真展です。
写真に興味を持ったのは写真家、野町さんでした。野町さんの『シナイ』(シナイ半島の風景)という写真集がフランス語版で出版されていたのを、パリでウェイターのアルバイトしているとき、偶然本屋で見たのがきっかけです。
もちろんそのときは旅の資料として写真集を見ていただけだし、奥付を見るまで、この写真集が日本人写真家の作品だとも気がつきませんでした。
そんなことがあり、漠然とですが「写真というのは世界共通語になるんだなぁ」と、写真に少し興味が出ました。「旅」に「写真」がくっついたのです。
もっとも今から思えば、「旅」と「写真」の相性はもともと良かったわけですが。
だから俺が95年に『メコン河』『Mekong, the Last Riner』の写真集を出したのは、とくに野町さんのナイル河の写真集『バハル』の影響が大きかったかもしれません。ひとつの大河を源流から河口まで撮影する(見る)という作業は「民族の文化」を知る面白さにも繋がっていったのでした。
人の人生を狂わす(?)ような力を野町さんの写真は持っていたということですね。人生を狂わされたことで、野町さんに感謝しているのは言うまでもありませんが。
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