イスラム教徒も安心して飲食ができるハラール対応のカフェ SEKAI CAFE
浅草に、イスラム教徒も安心して飲食ができる「ハラール」(ハラル)対応のカフェがオープンしたと聞いていたので、打ち合わせで都内に出たとき、寄ってみました。
「食のおもてなし 世界中の人が同じテーブルを囲んで楽しむカフェ」とHPではうたっています。ハラール料理、ベジタリアン、アレルギー対応、オーガニックを提供しているようです。
雷門から50mほど仲見世通りを進んで、左の路地に入ったところにあります。表通りの騒々しさが嘘のようで、意外と静かです。Wi-Fiも自由に使えるし、アジアのどこかのカフェのような開放的雰囲気もあって、落ち着けるところでした。
店員さんに伺ったところ、ハラールをうたっているのは、ラムステーキなど肉料理はすべて、それと店内で販売されている商品もハラール対応だそうです。
日本に来る外国人は年々増えていますが、その外国人の中でもイスラム教徒が多いらしい。でも、彼らが困るのが、宗教上の理由から、日本の一般的飲食店ではほとんど食事ができないということ。何を使っているかわからないので、念のために、自国からカップ麺など食料を持参してきているほどです。
イスラム教徒が口にしていい、イスラム教に則って手続きを踏んだ食品は「ハラール・フード」と呼ばれます。このハラール対応がちゃんとしてないと、イスラム教徒は食事を安心してできないのです。
この感覚は何でも食べてしまう非イスラム教徒の日本人にはわかりにくいのですが、これを日本人的な感覚に置き換えてみて、たとえば、外国人が土足のまま家に上がった時、ちょっと許せないですよね。そんな感じでしょうか。(例えが悪い? 宗教の教義なので、こんな甘い感覚と比べたら怒られるかもしれませんが)
今後東京オリンピックもあるし、日本を訪れるイスラム教徒はますます増えるだろから、ハラールにちゃんと対応した飲食店も増えていくことだろうと思います。これはビジネスチャンスです。
いや、対応していないと商売できない時代が来るかもしれません。特にここ浅草のような観光地では。
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