今日から二十四節気「大暑」の次候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」
今日から5日間は、七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」です。
まったく納得の七十二候ですね。曇っているので気温は昨日より高くはないのですが湿気がすごい。
2週間前に種をまいたパクチー(コリアンダー)はこのようになりました。時間差を作って種を撒くといいというHPを見たので、種は追加しましたがそれはまだ芽が出ていません。
ところで、先日パクチー嫌いな人は、DNAの「OR6A2」」 の変異が関係していて、石鹸臭を感じてしまうという説を紹介しましたが、これだけではないらしい。もっといろんなものが関係しているようです。
パクチーの和名は「カメムシソウ」ですが、嫌いだと言っていた知人がよく「カメムシの臭いがする」と言っていたのを思い出します。大げさだなぁと思っていたのですが、その人にとっては、「カメムシの臭い」そのままだったわけですね。疑って申し訳ありませんでした。
それと「アスパラガス問題」というのがあって、アスパラガスを食べた後の尿が臭う人がいるらしいのですが、これもパクチー嫌い同様、遺伝子レベルの問題で、尿の臭いに敏感なのだそうです。
人間の嗅覚は、本来はもっと優れていて、その能力が「抑制されているだけにすぎない」という説もあります。だから抑制が外れると、もっと鋭い嗅覚になるというのです。この説が正しいとすれば、「OR6A2」の「変異」と表現されていますが、むしろ「変異」ではなく、こっちの方が本来の遺伝子の姿なのかもしれません。
とは言え、すべてに敏感になる方がいいかというとそんなに簡単な話ではなくて、むしろ鈍感になったのは、進化的な適応というふうにも解釈できそうです。
「余計なことにエネルギーを使わない」というのが生き物の基本的な適応姿勢だとすると、たしかに、パクチーの臭いを敏感に感じ取ったからと言って、人間の生存に何か影響があるかといえば、たぶんどうでもいい話なので、進化の過程でパクチーの臭いに鈍感になっても何も問題が無いから、鈍感になったということなのではないでしょうか。
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