「中秋の名月」を猪口と盆の水に映して鑑賞
昨日の月は「中秋の名月」。
昔の人は、杯とか池とかに映して月を鑑賞するのが風流だったらしいと書きました。
それで俺も実際やってみました。その写真です。
猪口に映すと水面全部が光ってしまったので、今度は直径15cmほどのミャンマー製の盆の水に映してみました。
すると、昨日はちょうど薄く雲も流れていて、水に映った月は幻想的な雰囲気になりました。
やっぱり、これは「田毎の月」ですね。水に映して月を鑑賞するルーツは同じところから来ているのかもしれないと思いました。
そういえば、月は「映す天体」です。自分からは光りません。明るいのは太陽の光が反射しているからです。
だから水に映すのは、2重に映していることになります。まるで「合わせ鏡」のようです。
どうも世界中の言い伝えには、月は「狂気」と結びついているものがありますが、きっと月は見る人の心も映すからです。自分の深層心理を直視するのが怖いのかもしれません。
永遠と続きそうな「合わせ鏡」はそれだけでも十分に怖いですが。とくに合わせ鏡の間に立った自分の姿だけひとつしか映っていないときなんかは…
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