今日から二十四節気「処暑」の末候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
今日から二十四節気「処暑」の末候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」です。
「禾(いね・のぎ)」は稲やアワなどの穀物のことです。
夏が急に終わってしまったような気候が続いていますが、いよいよ田んぼは黄色くなって収穫の時期を迎えています。
撮影に出ようと思うのですが、あまりいい天気とは言えず、ぐずぐずと出発が延びています。
漢字の「年」は、元々は「秊」(禾 / 千)と表記された字です。「禾(いね・のぎ)」が入っているところから、稲を栽培する周期が1年と考えられていたようです。「禾」は「稲魂(いなだま)」の象徴を表したものです。
たしか、稲が収穫された後、来年の農作業まで日付がなくなるという暦も世界のどこかにあったような(何かの本で読んだ記憶があるのですが)。
それだけ、稲(穀物)を作って収穫するというサイクルが大切だったということを表しているんでしょうが、反対に、収穫が終わってしまったら、別に何もやらなくてもいいというふうにも言えるかもしれません。驚きの暦ですね。
にほんブログ村
| 固定リンク
コメント