2015年秋の撮影旅(23) 新潟県長岡市虫亀の棚田、小千谷市岩沢の棚田、三条市北五百川の棚田、魚沼市の只見線
これで新潟県の風景写真も最後にしたいと思いますが、今回は数多く回ったので、主なところだけ載せておきます。
旧山古志村の虫亀の棚田では錦鯉が養殖されています。
小千谷市も棚田は多いところ。2番目の写真をよく見ると(HPでは限界がありますが)、コンバインで稲刈りしている男性を女性がずっとビデオ撮影しています。女性は奥さんなのか。でも農作業するような恰好ではないようです。いろいろと想像させてくれる面白い写真になりました。
旧下田村の北五百川は棚田百選に選ばれています。奥さんが水道で何かを洗っていたので聞いたら、クルミの実でした。クリやクルミの収穫の季節でもあるんですね。近くには「 八木ヶ鼻」という岩山があるし、いい日帰り温泉もあって、旅行先としてもいいところです。
新潟県から福島県に抜けるとき、鉄道に沿って点々とカメラマンの姿が。「撮り鉄か」と思いながら先を急ぎましたが、オープンカーのカップルが止まっているのを見て、俺も止まることにしました。まもなく電車がやってくるのかもしれないと思ったからです。しかもそこには田んぼもありました。鉄道と田んぼも撮っておこうと思いついたのです。
カップルの男性は、
「いつ電車がくるんですか?」
と、俺に聞きました。
「さぁ、まったくわかりません。みんな待っているからすぐ来るのかなと」
「おたくが止まったので、すぐ来るのとばかり思いました」
「いや、俺もおたくたちが待っていたので、止まる気になったんですよ。彼らだけだったら止まらなかったですね」
と俺はいいました。
「撮り鉄なんかじゃないんですけどね。すぐ来るなら写真を撮っておこうと思って。テレビでこの只見線をやっていたので人気なんでしょうね」
と、男性は言いました。
「同じです。ここが只見線であることすら知りませんでした」
そのうち本物の撮り鉄さんがやってきて、あと何分でやってくると教えてくれました。さすが詳しいです。
でも、だれも「田んぼと鉄道」を撮る人はいませんでした。あくまでも主役は鉄道。だから「撮り鉄」。なら俺は田んぼが主役だから「撮り田」か。
その後、六十里越の峠を経由して福島県に入りました。
にほんブログ村
| 固定リンク
« 2015年秋の撮影旅(22) 長野県野沢温泉村豊郷の棚田、東大滝の棚田など | トップページ | 2015年秋の撮影旅(24) 福島県金山町大志、柳津町久保田の棚田、会津坂下町束松の棚田、喜多方市磐見の棚田 »
コメント