自分の生家「自分遺産」を旅する(山形県河北町)
雑誌「栄養と料理」12月号には、「自分遺産」を掲載しています。
「自分遺産」というのは俺の生家のことです。
大学1年のとき、2kmほど離れた今の実家に引っ越したので、しばらく街の中心部にある生家がどうなっているか、見に行ったことがありませんでした。久しぶりで訪ねると木造2階の建物は一部が今でも残っていて、倉庫として使われていました。
あれから30年以上も経っていて、「よくこんなところで暮らしていたなぁ」と思わずつぶやいてしまうほど、昭和の匂い濃厚な古い小屋なのです。昔はこんな民家たくさんありました。これが偉人の生家だったらそれなりに感動もするのでしょうが。
他人からは興味を持たれず、感心もされないけれど、自分にとっては思い出がたくさん詰まった大切な「自分遺産」は誰にもあるはずです。
でも、自分で言うのもなんですがいろんな意味で「すごい」のです。ずっと考えてきた企画です。ちょっと勇気がいります。これを雑誌で出すのは。
「自分遺産」は「世界遺産」の対極にあるもの。ちょっとふざけ過ぎかな。いや、ふざけているから「いい」という思いも正直あります。確信犯です。
いずれにしても、これだけ他人にはどうでもいい、プライベートな写真を公の場に出すのは、最初で最後になるでしょうね。
同意していただいた編集部に感謝します。
「自分遺産」の写真はブログには掲載しないので、雑誌で見てください。
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