新しい認知行動療法「マインドフルネス」と犬の散歩
12月25日の毎日新聞に新しい認知行動療法「マインドフルネス」のことが載っていました。
日本でも12月から従業員50人以上の事業所ではストレスチェックが義務つけられました。
それもあって、この新しい認知行動療法の「マインドフルネス」も注目されているようです。グーグル、アップルなどアメリカのIT企業も研修プログラムに採用しているものです。
「マインドフルネス」とは「一切の評価や判断を挟まない気づき」のこと。ストレス低減法で、自分でもやれる方法だそうです。
新聞には、
「自分が体験する「今この瞬間」に意識を集中することで、過去の失敗や将来への不安がもたらすネガティブな感情に気づき、それらと距離を置き、やり過ごすことができるようにする」
「認知行動療法」の教科書のP.22には、
「不適切な思考の変化を強調せず、非判断的で、受容的な注意の配り方を習得できるように援助するもの。…(略)…習慣的となって凝り固まっていた不適切な認知から自由になることが目指される」
とあります。
認知行動療法の第3世代と言われるもので、「禅」や「仏教」にも通じるところがあります。瞑想法が取り入れられて、マインドフルネス認知行動療法に発展したものです。より東洋思想に近づいたそうです。
新聞には「呼吸のエクササイズ」と「歩くエクササイズ」が紹介されています。
俺も最近は呼吸を意識するようになりました。空気が鼻孔を通るときの感覚、吐き出したときの唇内側の感覚などです。「今この瞬間」を意識すること。
そして匂いに敏感になった気もします。ヴィーノの影響が大きいです。
ある路地を曲がったとき、人の姿が見えなくても、今しがた人がここを通ったな、くらいはわかるときもあります。微かな人の匂いが感じられるのです。どれだけ時間が経っているかはわかりませんが。
犬の散歩というのは馬鹿にできませんね。ただ単に、歩くから体にいいだけではなく、より精神的な効果もあるようなのです。
それはもしかしたら「今この瞬間」を意識することが多くなったからかなぁ。犬の散歩というのは知らず知らずのうちに「マインドフルネス」を実践していることになるのかもしれません。(こじつけ?) ヴィーノはまさに「今この瞬間」を大切に生きている動物だし、気づきにも「一切の評価や判断を挟まない」のは確かでしょう。
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