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2016/01/14

文化庁が「日本遺産」を認定。第一弾では18件が選ばれる

160114_1琵琶湖とその水辺景観─祈りと暮らしの水遺産(近江八幡市の水郷地帯)

160114_2尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市(尾道市)

160114_3「四国遍路」~回遊型巡礼路と独自の巡礼文化~(第38番札所 金剛福寺)

160114_4古代日本の「西の都」~東アジアとの交流拠点~(大宰府跡)


文化庁は「日本遺産」を選定することにしたそうです。

文化庁が「日本遺産」の公募開始 4月に約20件選定
(共同通信 http://this.kiji.is/59909492328644611

「日本遺産」については、文化庁のHPに掲載されています。

「日本遺産(Japan Heritage)」は,地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています。」とあります。(文化庁「日本遺産(Japan Heritage)」について

2020年に開催予定のオリンピック・パラリンピックに向け、訪日外国人旅行者数が増加しつづけることが見込まれるので、日本全国に旅行者を導いて、地域の活性化に結びつけたいという目的のようです。だから一カ所に集中させず(京都などはすでに知名度もあるので)、全国にちらばるような形で観光地を作りたいということなのでしょう。

文化庁では、日本遺産を2020年までに100件程度認定していく予定だそうですが、昨年の第1弾には、以下の24府県の18件が選ばれています。

外国人がそのストーリーに興味を持ってくれるか、というところがカギになるかもしれません。意外なものがうけたりします。だから外国人の意見も参考にしたほうがいいかもしれません。

個人的には、この中にまだ棚田が入っていないのが残念ではありますが、今回はどこかの棚田が申請するのではないでしょうか。棚田には十分ストーリーはあるし、外国人が興味を持つというのも、アジア各地で見た様子から証明されているでしょう。期待します。


1 近世日本の教育遺産群─学ぶ心・礼節の本源─
2 かかあ天下─ぐんまの絹物─
3 加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡─人、技、心─
4 灯(あか)り舞う半島 能登 ~熱狂のキリコ祭り~
5 海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国(みけつくに)若狭と鯖街道~
6「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜
7 祈る皇女斎王のみやこ 斎宮
8 琵琶湖とその水辺景観─祈りと暮らしの水遺産
9 日本茶 800 年の歴史散歩
10 丹波篠山 デカンショ節─民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶─
11 日本国創成のとき─飛鳥を翔(かけ)た女性たち─
12 六根清浄と六感治癒の地~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~
13 津和野今昔~百景図を歩く~
14 尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市
15「四国遍路」~回遊型巡礼路と独自の巡礼文化~
16 古代日本の「西の都」~東アジアとの交流拠点~
17 国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~
18 相良 700 年が生んだ保守と進取の文化~日本でもっとも豊かな隠れ里─人吉球磨~
 
 
 
 
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