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2016/01/28

「一目ぼれ」とは「匂いが好き」のことだろうか

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今週は池袋に寄ることが多く、街を歩いていると、とつぜん雲南省を思い出す瞬間がありました。

どうしてかな?と考えたら、街の匂いなんですね。どこからともなく漂ってくる中華料理で使う香辛料の匂いなのでしょうか。

それで雲南省。中国でも一番長く(2年以上)滞在したのが雲南省なので、俺の場合、雲南省だったのでしょう。

嗅覚は視覚や聴覚に比べ、記憶を呼び起こす作用が強いという研究結果があります。またよく言われることですが、疑わしいときは「何か匂うぞ」とか「臭いぞ」と言ったりするように、「直感」とか「本能」とかに近い感覚でもあるようです。

実際、他の感覚は大脳皮質から大脳辺縁系へという経路をたどりますが、嗅覚だけは、情報が大脳辺縁系へ直行します。大脳辺縁系とは、食欲、性欲、意欲などの本能や喜怒哀楽といった感情に関わるより古い皮質で、それが「何である」と頭で理解する前に、本能や感情に作用してしまいます。だから理屈ではないのです。より動物的な感覚です。

好き嫌いは匂いで決まるともいわれるほど、影響力は大きいらしい。そういえば、なぜ雲南省にはまったのですか?という質問に、理由を並べれば並べるほど、なんだか自分の思いと離れていくようなもどかしさを感じていました。それならいっそ「一目ぼれ」といった方がピッタリくるような気さえしました。

雲南省にはまったのは、理屈ではなかった、理由は後付け、ということなのではないでしょうか。物や土地ばかりではなく、人についても同じかもしれません。異性を好きになるのは「匂い」も影響しているのでは?

「一目ぼれ」の「一目」というのは視覚ですが、本当は「嗅覚(匂い)」なのかもしれません。「一目ぼれ」というは「匂いが好き」のことなのかなと。

そういえば、以前パクチーの好き嫌いに、嗅覚の遺伝子が関係しているという話題を書きましたが、味覚でなく嗅覚の遺伝子が決め手だったのが意外でした。パクチーも、理屈を超えた好き嫌いなんでしょうね。
 
ところで、旧暦の正月「春節」まであと2週間切りましたが、池袋にも「中華街」といっていいようなところができているようです。北口を出たところです。

ここでもなにかイベントがあるのでしょうか。中華街の春節には行ってみようと思っていたのですが、池袋もいいかなと思っています。
 
 
 
 
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