太鼓打ち、富田和明さんたちの「太鼓アイランド フェスティバル 打一好祭 2016」
太鼓打ち、富田和明さんたちの「太鼓アイランド フェスティバル 打一好祭 2016」の撮影で行ってきました。
富田さんが打つ、大きな太鼓の原始的な音は心に染みます。太鼓一打の音に、微妙なうねりやゆらぎのようなものを感じます。太鼓の音のシャワーを浴びているのは気持ちがいい。
いつものことですが、全員参加の演奏は圧巻ですね。俺も写真を撮っているというより、太鼓をたたいているような感覚になってくるのが不思議です。実際リズムに合わせないとシャッターは押せないし。
太皷は一番本能に近い楽器と言えるのかもしれないですね。どんな民族にも太鼓のような打楽器はあります。
先日「ハイパーソニック・エフェクト」について書きましたが、西洋音楽のスネアドラムと比べても、和太鼓の方が耳に聴こえる20kHを越えた高周波成分が豊富で、100kH程度まで含んでいるそうです。和太鼓の音の中にいるだけで、身心ともに良い影響を受けるのです。気持ちいいわけですね。
世界中の楽器を調べた研究によって、「伝統」と言われる民俗楽器や民族音楽に超高周波成分が多く含まれています。それに比べて西洋近代音楽は、あまり超高周波成分を含んでいないという話は、先日も書きました。
「伝統」というのはすばらしいですね。民族楽器や民族音楽は、科学的な知識ではなく、体験から試行錯誤して、「こっちのがいい」と、長い年月をかけて作り上げてきた結果が、とてもすばらしいものになっていた典型です。
あらためて和太鼓の奥深さを感じる発表会だったと思います。
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コメント
泣けますね。
みんな喜びます。
青柳さんの写真一枚一枚は、全部、その気持ちが伝わります。
ありがとうございました。
投稿: すててこどんどん | 2016/03/27 07:44
すててこどんどんさん
発表会お疲れさまでした。
俺もいっしょに楽しませてもらいました。太皷の音を全身で浴びる快感。たまらないですね。
出演者は多かったですが、ひとりひとりをカメラで覗いて、この人の一番いいシーンを撮ろうと思って撮っていました。
投稿: あおやぎ | 2016/03/23 11:13
普段僕が考えた事もない視点で見て感じて下さり、ありがとうございます。
青柳さんに撮って頂くと、撮って頂く事で意味を持っているように見えてくるから不思議です。
撮る方の感性がそこに写し出されるのでしょうね。
それが青柳さんの世界とも言えます。
いつも、ありがとうございます。
投稿: すててこどんどん | 2016/03/23 10:37