今日は、二十四節気「清明」、七十二候「虹始見(にじはじめてあらわる)」
今日は二十四節気「清明」の末候「虹始見(にじはじめてあらわる)」です。
虹は太陽光線が弱いと現れません。ようやくこの時期になると虹が見られるようになるということなのでしょう。11月22日からは二十四節気「小雪」、七十二候「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」ですが、これと対になっているわけですね。虹が現れるのは、だから4月から11月まで、ということ。(↑に掲載の写真も夏の虹です)
どうして虹は「虫」偏なのか?
岩波書店 『広辞苑』によると、「形声。「虫」(=へび)+音符「工」(=つらぬく)。にじを、空にかかる大蛇に見たててできた文字」です。中国でも虹を蛇や龍にみなす風習があります。龍が雨水を司る神様であることとも関係しているのかもしれないですね。
それと前も書きましたが、虹の色を日本では「7色」と答えるのが一般的ですが、アメリカでは7色と6色に答えが分かれるらしい。
メキシコのチャムラ族は3色、リベリアのバッカ語では2色、ジンバブエのショナ語では3色、ドイツ語では5色です。
どう見たら2色に見えるのか、不思議だったのですが、↑に掲載の虹を見ると、2色とか3色にも見えます。強烈な太陽光線ではむしろこんなふうにコントラストが高くなって、2色に見えるということなのかもしれません。
どうも熱帯の国の言葉で、虹の色数が2色とか3色とか少ないのはそのせいかなと。
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