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2016/04/02

北本自然観察公園の埼玉県自然学習センター

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北本自然観察公園は、昔からの自然を生かして、野生の生き物たちを観察できるように、散策路が作られています。奥の方、「かわせみ池」の先には、大きなエドヒガンの桜の木がありました。犬連れもOKです。

埼玉県自然学習センターは、北本自然観察公園の中にあります。埼玉県の自然学習、環境教育の拠点になり、生態系の仕組みなど学習できます。公園のビジターセンターです。

2階の双眼鏡からは沼そばの草地で休むカモなどの野鳥の姿が見ることができました。

1階にはコメの袋が展示されていました。「お米を食べて生き物を守ろう」というコーナーです。

生き物にやさしい田んぼで作られた全国各地から取り寄せた約20種類のコメの袋だったのですが、いろいろあって面白い。いろんな取り組みがなされているんだなぁと感心します。

生き物が豊富な田んぼが少なくなってきている「水田生態系の劣化」が進んでいます。それはトキ、メダカ、ゲンゴロウなどの湿地に住む生き物がレッドデータブックに載っていることでもわかります。乾田化や農薬・化学肥料の使い過ぎが主な原因です。

そういった現状をふまえて、全国には、生き物を守りながらの水田作り、コメ作りをする動きが広がっています。無農薬や有機栽培で作られたコメです。

例えば、石川県津幡町の「生き物元気米」というのがあります。チラシが置いてありました。その中からの抜粋です。

生物多様性アクション大賞、日本自然保護大賞を受賞したコメです。以下、3つの条件で認証されたコメです。

1: ネオニコチノイド系農薬などの殺虫剤空中散布をしない。
2: 畦に除草剤を散布しない
3: 田んぼごとに生き物の調査をする。

興味のある方は、HPもあるようなので、見てみてください。

http://kahokugata.cart.fc2.com/

他にも、

宮城県登米市の「めだかのおたより」、「雁の里米」、

長崎県対馬市「佐護ツシマヤマネコ米」、

宮城県大崎市「シナイモツゴ郷の米」、「ふゆみずたんぼ米」、「雁音米」、

新潟県佐渡市「朱鷺と暮らす郷米」、「トキひかり」、

神奈川県」茅ヶ崎市「湘南タゲリ米」、

埼玉県鴻巣市「こうのとり伝説米」、

兵庫県豊岡市「コウノトリはぐくむお米」などがあります。

コメのほか酒の紹介もあります。

売り上げ金の一部がトキ保護活動に充てられたり、コウノトリ育む農法で栽培されたコメ100パーセント使ったものだったり。
 
 
 
 
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