【犬狼物語 其の十四~十五】 東京都 セラピードッグ「名犬チロリ記念碑」と「乙女と盲導犬の像」
東京都内にある犬の像を巡ります。
東銀座5番出口を出て、通りを渡ると首都高の上に作られたちょっとした公園になっています。近くの建設現場で働く人たち、20人ほどが休憩していました。
円形の広場の入り口に「名犬チロリ記念碑」はあります。
殺処分寸前で助けられたチロリは、のちにセラピードッグの代表犬として全国で活躍しました。社会福祉に貢献した犬として、名誉セラピードッグ認定1号犬の称号を与えられています。2006年3月16日永眠。
この記念碑は、2007年5月26日に設立されました。
そしてもうひとつは、JR新橋駅西口にある「乙女と盲導犬の像」です。1969年に建立されました。台座には作詞家、脚本家の川内康範氏による詩が刻まれています。
夕方なので、帰宅するサラリーマンや、これからどこかで一杯飲んでいこうというのでしょうか、仲間と待ち合わせるサラリーマンなど、日常の風景が広がっています。その片隅に乙女と盲導犬の像はありました。
この像を出発点として盲導犬のパレードや募金活動が行われたそうで、盲導犬理解が広がる拠点になったところだそうです。
当時、盲導犬として活躍していたのがジャーマンシェパードだったから、この像になりましたが、今は、主にゴールデンレトリバーが活躍しているそうです。
どちらも現代的な犬の像ですが、先日の「唐犬 八之塚」のように、何百年単位で考えれば、これも同じような愛犬の供養塔、慰霊碑となり、ずっとこれからも誰かの目に留まり、記憶に残ることでしょう。
昔の人たちが供養塔、慰霊碑を建てようと思った動機は同じ様なものだと思うし、彼らの気持ちを理解するためにも、これはぜひ取り上げなければと思う次第です。
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