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2016/06/30

【犬狼物語 其の三十三】 埼玉県秩父市 若御子神社

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秩父市荒川にある若御子神社は、シダレザクラで有名な清雲寺の隣にありました。


 


一の鳥居のお犬様の狛犬は、昭和16年に建立。左側の像の耳がやたら大きくて不自然だったのですが、その訳はあとでわかりました。


 


二の鳥居のところには、「紀元二千六百年記念」と刻まれた狛犬が奉納されています。「紀元二千六百年」とは昭和15年ですね。


 


普段、若御子神社に宮司さんはいませんが、前もって電話していたので、わざわざ社務所を開けていただきました。


 


さっそくお犬様のお札を頂戴しました。


 


若御子神社は、神社自体の歴史は古く、創立は天平年間(730年代)ころですが、お犬札を出すようになったのは、明治10年ころからだといいます。


 


関所跡が残る栃本にある両面神社の眷属信仰を取り入れたことが始まりだったらしい。なので宮司さんは、今でも両面神社の4月3日の例大祭には訪ねていくし、反対に、若御子神社の例大祭には、両面神社の関係者が訪れ、交流しているとのことでした。


 


お犬替えでは、頂戴したお犬様のお札ではなくて、表札のような木の板にお札を貼ったもの、御眷属箱を貸し出します。それも見せてもらいました。絵柄は同じようです。若干印刷が縮小されてはいますが。


 


今でも500組は貸し出すそうですが、年々少なくなっています。一番は、代変わりしたときがきっかけになって来なくなることが多いようです。


 


ただ、最近は、若い人がお犬札を求める人がいて、遠方の信者には、郵送もしているとのことです。


 


ところで一の鳥居の狛犬像の耳ですが、最近壊れたので直してもらったら、やたら耳が大きくなってしまったそうです。ムキムキ筋肉質のコミカルな姿になっています。


 


8月1日には、川瀬祭りが行われます。神輿が神社を出発して荒川まで降りて川に入ります。時間があったらこの祭りも見てみたいですね。
 
 
 
 
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