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2016/06/12

2016年初夏の撮影旅(16) 山形県最上町 『おくのほそ道』最大の難所「山刀伐峠」

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岩手県の撮影を終えて宮城県から、再び、山形県に入り、最上町の山刀伐峠(なたぎりとうげ)に寄りました。

みなさんご存知のように、『おくのほそ道』とは俳人松尾芭蕉による、元禄15年(1702年)に刊行された紀行文です。

山刀伐峠は、『おくのほそ道』で、芭蕉と曾良が歩いたとされる峠道で、ここが最も難所だと言われたところだそうです。

今は、県道28号線が下を走っていて、最上町側の山刀伐トンネル手前から、峠に向かって車道が通っていますが、この車道自体、北側から上るとけっこう狭くて、カーブも急でたいへんな道です。

でも、峠にある駐車スペースから、今度は尾花沢市側に下る道は、比較的広くて、急カーブもなく、楽な車道になっていました。全長約3.5kmです。

車道は、当時の峠道を何度も横切るようなかっこうで続いています。二十七曲りと呼ばれるほど曲がりくねった峠道は、うっそうとしたブナやナラの原生林に覆われていますが、太陽光線を透かして見る新緑の美しさと、ひんやりとした空気がこの時期、最高に気持ちいいですね。

苔むした石の階段が続いていて、実際芭蕉も歩いたんだなぁと思うと、旅人の先輩としての芭蕉の姿がありありと目に浮かぶようになります。

芭蕉の旅も、行程が大切だったのでしょう。ある意味「巡礼」と似たところもあるのではないでしょうか。

俺自身は、行程を大切にする旅は「巡礼」と同じです。
 
 
 
 
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