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2016/07/08

そのへんのことを考えて投票したい

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イギリスの独立調査委員会が、イラク戦争に参戦した当時のブレア政権の判断を批判しています。

けっきょく大量破壊兵器も見つからず、いってみればアメリカに踊らされて参戦したことは間違っていたと率直に反省するあたり、EU離脱問題でごたごたしていても、さすが先進国だなと思います。

ひるがえって、日本はどうでしょうか? たしか小泉総理は当初、国連の決議に従うと言っていたはずなのに、アメリカと行動を共にしてしまいました。アメリカ好きな小泉さんでしたから。

その反省もなく、バカのひとつ覚えのように「テロと闘う」と言うだけで、アメリカ盲従政策はますます進み、ついに「日本人」をターゲットにしたテロを招いてしまいました。

ISが台頭したのはイラク戦争が発端と言われています。もちろん、周辺国との諸事情があり、アメリカとの同盟関係を重視せざるをえなかった日本の立場もわかるし、俺たち国民もそれを認めてきたので、政治家だけに責任があるとも思いません。

日本人がテロのターゲットになったのは、アメリカ盲従政策だけが原因ではないとは思います。そのことについては前も書きました

最近は、自衛隊が米豪合同で軍事訓練するなど、ますます同盟は強化されているようです。ただ、アメリカも、たとえばトランプが大統領になったら、対日政策の大転換が起こるかもしれず、アメリカ一辺倒の政策には不安を覚えます。アメリカは「日本のために」日本を守っているわけではなく、「アメリカのために」日本を守っているにすぎません。(「守る」と同時に「監視」でもあるでしょうが)

沖縄県人を犠牲にしてまで日米同盟を維持することが、これからの日本に良いことなのかどうなのか、最近ではわからなくなってきました。

今度の選挙では、憲法改正がまったく争点になっていません。安倍さんはひたすら争点にならないように演説では一言も触れていません。(原発の話もどこかへ行ってしまいました) 都知事選の話題の方が盛り上がり、みんなそっちに気を取られているので、安倍さんも「やり過ごせる」と内心喜んでいるのだろうと思います。

こんな重要なことを言わないということは、何か後ろめたいことがあるからこそ言わないのだろうと想像できるし、それはきっと自公が選挙に勝ったあと、とつぜん憲法改正の話を出してくるんだろうなと想像します。

だからそのへんのことを考えて投票をしたいと思います。
 
 
 
 
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