バングラデシュの首都ダッカのレストランで起きた人質事件のニュース
(写真はバングラディッシュではありません)
バングラデシュの首都ダッカのグルシャン地区にあるレストランで起きた人質事件で、死亡した人質20人全員が外国人で、その中に7人の日本人も含まれていました。
グルシャン地区は、外資系企業や大使館が多い地域だそうです。
レストランは地元の人にも観光客に人気があったようですが、外国人が多い店だったらしく、最初から外国人を狙ったテロだったのでしょう。
いや、もしかしたら「日本人」をターゲットにしたのかもしれません。
店は、「ホーリー・アルティザン・ベーカリー Holey Artisan Bakery」で、日本大使館の北西、直線距離でわずか600mしか離れていません。犠牲者の7人は日本人、9人はイタリア人、あとはインド人、アメリカ人です。
しかも、バングラディシュでは、去年、日本人が射殺されるという事件もあって、このときの犯行声明は「有志連合に参加している日本人を狙った」と言っていたように記憶しています。
「日本人」と名指ししたテロは初めてではなかったでしょうか。バングラディッシュのIS関係テロ組織は、「日本人」をターゲットにしているんだなと思ったことを覚えています。
今回犠牲になったJICA関連企業の社員たちは、バングラディシュのインフラ整備のために働いていた人たちで、言ってみれば味方のはずなのに、ターゲットにされるというのはやりきれないです。まぁそんな理屈はISには通じないでしょうが。
ISバングラデシュの犯行声明が出ましたが、襲撃が「正確な監視と追跡」に基づいて行われたと訴えたという。と、いうことは、日本人が常連で、現場にいたのは知っていたということになるでしょう。
ただ「5人の殉教者が、イタリア人7人を含む十字軍の22人と、バングラデシュ人警官2人を殺害した」と言っていますが、日本に関する言及がないのは、かえって不気味さを感じさせます。
そもそも「安全な国」というイメージはありませんでしたが、ターゲットが「外国人」ではなくて「日本人」というレベルにまで来てしまったということを覚悟しなければならないでしょう。
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