フランス・ニースで起きたトラック突入テロとトルコのクーデター
大きなニュースです。
ひとつは、フランス南部ニースで起きたトラック突入事件です。
「テロ」と発表していますが、今のところ犯行声明もないし、フランス・チュニジア二重国籍保持者の犯人について、近所の住民の話として、宗教に大きな関心を寄せているようには見えなかったとの報道もあって、これは「テロ」なんだろうか?と疑問も残ります。
妻と3人の子供がいて、離婚手続き中だったとの情報もあります。「精神的に不安定で、攻撃的になることもあった」という住民の証言を伝えています。政治的背景はあったのでしょうか。
無差別殺傷事件であることには変わりはなく、「トラックで」という手段が、けっこうショッキングでもあります。銃や爆弾さえ要らなくて、トラックでテロが起こせてしまうんだという恐ろしさです。
たとえば、東京五輪で、マラソンコースに全速力で大型トラックが突っ込んで来たらどうなるんでしょうか。防ぎようがありません。車止めを各道路に置くなどということは現実には不可能だろうし。
今月開催される隅田川花火大会に警視庁はテロの初動対応にあたるERT(緊急時対応部隊)の配備をするようです。
それともうひとつは、トルコでクーデターというニュースが飛び込んできました。
「軍が欧州とアジアを結ぶボスポラス海峡を結ぶ2本のつり橋を封鎖した。トルコ軍参謀本部はホームページで「行政を制圧した」と発表した。」(日本経済新聞参照)
先日はイスタンブールでテロが起きたばかりです。「イスラムへの回帰」を目指しているエルドアン大統領は政府の中から世俗派を一掃してきたそうです。だから世俗派の人たちからのクーデター待望論が出ていたらしい。
トルコのクーデーターは、これで3回目だそうです。
夜のニュースで、クーデターが鎮圧されたことを知りました。
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