今は「四年一昔」
オリンピックのさ中でも、世界各地でテロが起こっています。今度はタイです。
11日午後10時ころ、中部ホアヒンの路上で爆弾が爆発したそうです。ホアヒンはバンコクの南約200kmに位置した外国人も多い街で、タイ王室ゆかりの保養地でもあります。
今回のテロに日本人は巻き込まれていないようですが、タイ人・外国人が死傷しています。そのほかタイ南部で11日から12日にかけて、9件の爆発事件と5件の不審火が相次いだもよう。(当局は国際テロ組織との関連は否定しています)
俺も昔行ったことがあります。当時はバンコクの華やかな街から行くと、南部の街はイスラム教徒も多く、漁村などを歩くと貧しさを感じました。今はどうなのでしょうか。
この前も書いたのですが、4年前のロンドンオリンピックのときは「男女平等」がテーマで、イスラム教徒の女性選手参加が話題になりました。
その後世界の状況は変わりました。これだけテロが頻発する中でのオリンピックになるとは考えられませんでした。
結局爆発物ではなかったようですが、11日、オリンピックメイン会場のバスケットボール競技場内で不審物が見つかり、爆破処理されるという物騒なことも起こったようです。
4年というのは1時代の区切りになっているんですね。「十年一昔」とは言われましたが、もう今は「四年一昔」であるようです。オリンピックのテーマが時代を映し出しています。
ところで、平和のお祭りを象徴する今回の難民五輪選手団のひとり、シリア難民のユスラ・マルディニさんはどうなったかというと、女子100mバタフライで41位、女子100m自由形で45位でした。
一方、女子100mバタフライで4位に入賞した陳欣怡(チェン・シンイー)選手からはドーピングの陽性反応が出たそうです。ドーピングの問題も今回大きくクローズアップされたばかりなのに。
方や、出るだけで幸せな選手と、薬を使ってまでメダルを手に入れたい選手。あまりにも違った立場の両選手が同じプールで同じ100mバタフライで闘っているのも、また世界の縮図を見るようです。
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