豊洲市場移転に対する新都知事小池さんの対応
新東京都知事の小池さんの豊洲新市場移転に関する判断が注目されます。
新市場に予定通り移転するのか、それともここで立ち止まって移転時期を遅らせるのか、それとも白紙撤回してしまうのか。
小池さんも選挙前は、市場の豊洲移転についても、「ちゃんと情報公開します」と明言していましたが、おとといの視察風景を見ると、「あれっ?」と思うこともありました。取材陣をずっと遠くからしか取材させないのです。
移転反対派の業者のおじさんは、視察当日の今回の小池さんについて、
「選挙期間に来てくれたときの表情とは違う」
という言葉が印象的です。
市場に入っている業者の半数近くが反対する中での移転計画というのも、常識的に考えればなんだかおかしな話です。老朽化というのも確かにあるのでしょうが、安く建て替えするには豊洲の方がいいという、大家である東京都の財政事情のための移転であるらしく(ただ現在は移転したほうが費用が髙くなってしまいましたが)、関係者を無視して話が進むというのは、役所仕事では他でもままあることです。
豊洲市場移転問題だけではなく、そういった「ブラックボックス」で物事が決まることに切り込んでくれるのが小池さんだと思ったから投票した人も多かったのではないでしょうか。
おとといの取材の様子から、どうも「そうではないようだ」と見えてしまうのは俺だけではないと思います。都民のみなさんは「ブラックボックス」の解体のための情報公開を期待していると思います。小池さんの手腕が問われるところです。
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