今日は、二十四節気「大暑」、七十二候「大雨時行(たいうときどきにふる)」
二十四節気「大暑」の、七十二候末候である「大雨時行」です。
「時として大雨が降る」という意味ですが、最近の大雨は極端に激しくなってきた印象です。
昨日は、北海道の美瑛町東部付近と上富良野町付近で、それぞれ1時間に約90ミリの大雨が降りました。記録的短時間大雨情報が出たほどです。
夕方の「夕立」も、むかし経験した東南アジアでのスコールと似てきているなぁと。気候が亜熱帯化してきたせいでしょうか。地球規模の温暖化にあるとはよく言われていますが、本当はどうなんでしょうか。
各地で水の被害も多くなった印象があります。
排水路がコンクリートで固められたせいで、地面に浸透する雨の量が減りました。それで降った雨は大量に排水路に集まるようになりました。雨を早く集めて海に流すという発想らしいのですが、少ない雨ならそれで良かったのかもしれませんが、限界を超えるような最近の降り方です。
河川改修では宅地開発が進み、川幅も狭くなる傾向にあります。これでますます雨の行き場がなくなって被害が拡大してしまうということのようです。
それと、田舎では山林が保水力を失ったという問題もあります。大量の土砂が激流になって集落を襲います。棚田が雨水を一時貯める保水の効果はあるかもしれませんが、それも異常な降り方では対応できません。
亜熱帯仕様のあたらしい発想と対策が必要なのかもしれません。
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