2016年秋の撮影旅(04) 静岡県磐田市 日本最古の木造擬洋風小学校校舎「旧見付学校」
静岡県磐田市には、「しっぺい」と、もうひとつ「旧見付学校」があります。
旧見付学校は、明治8年に開校式をあげた、現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎です。明治16年に3階部分を増築し5階建てとなりました。
白亜の校舎は現在、教育関係の資料館として開放されています。受付で記入し、入場は無料です。
当時は最上階に三方原のの合戦の際に浜松城で酒井忠次が打ち鳴らしたと伝えられる「伝酒井之太鼓」が置かれて、時を告げていたそうです。
校舎の北側には「岩田文庫」の御蔵のような建物があります。これは現在の図書館のようなもので、一般にも開放されていました。旧見付学校とともに国の史跡に指定されています。
資料室には珍しいものがたくさん展示されていますが、とくに教育関係の展示物は貴重なものもあるのではないでしょうか。
その中に、昭和の時代まで使われていた謄写版、ガリ版の道具を見つけて学校時代を懐かしく思い出しました。
俺と同じ年代の人は、このガリ版での印刷をよく使っていたと思います。クラスのお知らせとか、文集作りとか。
中学だったか、このガリ版で作った偽札でひと悶着起こした話は前にも書いています。
それと、高校時代には、『毎夜新聞』という壁新聞を作りました。これには先生の悪口やなにやら、どちらかというと「反体制的」な記事を書いたような気がします。
「偽札」も今から見たらまるで幼稚で「偽札」とも呼べないお粗末なものでしたが、でも、これもれっきとした「反体制的」なものだったに違いありません。
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