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2016/09/20

2016年秋の撮影旅(05) 【犬狼物語 其の四十三〜四十五】 愛知県名古屋市 盲導犬サーブ

160920_1(久屋大通公園のエンゼルパークのサーブ像)

160920_2(盲導犬総合訓練センターのサーブ像)

160920_3(盲導犬総合訓練センター内部)

160920_4(長楽寺 サーブの墓)

160920_5(長楽寺 ペット霊園)

160920_6(長楽寺 ペット霊園)


先日も、視覚障害者の線路への転落事故のニュースがあり、駅のホームの改善が急がれるところです。いくら盲導犬が着いていても、駅のホームの狭さや柱の位置など、物理的な危険さはどうしようもありません。

視覚障害者にとって、盲導犬の存在は大きいものと想像できます。

1988年にはNHKでテレビアニメ『がんばれ!盲導犬サーブ』が放送され、1989年にはテレビ朝日の「火曜スーパーワイド」の枠で『三本足の名盲導犬サーブ・愛の物語』としてテレビドラマにもなったそうです。

でも、盲導犬サーブについては、名前を聞いたことがあるくらいで、正直、「犬狼物語」を撮影するまで詳しくはわかりませんでした。

今回は、名古屋の中心部、久屋大通公園のエンゼルパークに設置されているサーブ像、中部盲導犬協会、盲導犬総合訓練センター正面入り口のサーブ像、そしてお墓のある長楽寺を訪ねました。左前足を失った姿は痛々しくもあり、それでも何か前向きさを感じさせる姿が印象的です。

サーブについて、wikiに次のようにあります。(抜粋)

「雌のシェパードで、日本で最も知られたイヌの内の一頭である。サーブは名古屋市の中部盲導犬協会で訓練を受けた後、岐阜県のマッサージ治療院を営む男性を主人とした。1982年(昭和57年)1月25日、岐阜県郡上郡美並村(現・郡上市)の国道156号での誘導中に、雪でスリップして突っ込んできた車から主人を庇って重傷を負い、その傷が原因で左前脚を切断。この事故がきっかけとなって「盲導犬は視覚障害者の身体の一部」であるとの認識が広がり、事故にあった盲導犬にも自賠責保険が支払われるように法律が改正された。」

「海外でもサーブの事が知られるようになり、1985年(昭和60年)にアメリカ・テキサス州知事から主人ともども招待を受けたサーブは「テキサス名誉州犬」の称号を受け、また同年9月には内閣総理大臣中曽根康弘から功労賞を受賞。1986年(昭和61年)には、サーブを讃えるとともに交通安全の願いを込めて、国鉄(当時)名古屋駅前にブロンズ像が設置された。1988年(昭和63年)6月13日未明、老衰のため11歳で永眠。墓は名古屋市南区の長楽寺動物霊園にある。」

長楽寺ではペット霊園もあり、訪ねた時も、飼い主さんがペットの亡骸を持って、葬儀をあげているところでした。

サーブの墓には盲導犬たちへの感謝の言葉があり、点字のプレートも掲げられていています。

「盲導犬たちよ。天国で遊んでください。盲人の目となり最良の友となり、明日への光となって愛と献身に生きたあなたたちの日々は私たちの心に生き続けています。盲導犬たちよハーネスを外して飛び跳ねてください。」

合掌。
 
 
 
 
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