2016年秋の撮影旅(03) 【犬狼物語 其の四十〜四十二】 静岡県磐田市 イメージキャラクター「しっぺい」とは?
静岡県磐田市のイメージキャラクターは「しっぺい」。彼(?)は犬で、もともとの名前は怪物退治の伝説で有名な「悉平太郎(しっぺいたろう)」といいます。
しっぺい太郎は、信州赤穂村(今の駒ケ根市)光前寺に飼われていた名犬で、若い娘を人身御供に要求する怪物(一説にはヒヒ・大猿)を退治したと伝えられています。
市役所で話を聞いてみました。
しっぺいは、市のいたるところで目にすることができます。駅前には大きな像が立っているし、商店街の旗や、市のバスの車体にも描かれています。駅前の観光案内所や、ららぽーとでもいろんなグッズが販売されています。
ところで、しっぺいの旗と同じように、オリンピックで活躍した卓球の水谷隼選手と伊藤美誠選手の旗も掲げてありました。そうか、彼らも関係者だったのかと気が付きました。ふたりは磐田市にある同じクラブだったそうです。
しっぺいが磐田市のキャラクターとして活躍するようになったのは数年前からだそうです。伝説の犬が町興しに一役買うことになったわけです。
今は、しっぺいのデザインの物品は、一応市の審査を受けて出していいかどうか決まるようです。ある程度の統一性を持たせるには必要かもしれません。ひとりでやっている、しかも市非公認のふなっしーとは事情が違います。
矢奈比賣神社(見付天神)の鳥居の前には凛々しい姿のしっぺい太郎像が立っています。細身の体でオオカミのようにも見えます。
社務所では、いろんなしっぺい太郎にちなんだお守りや絵馬が並んでいます。俺はしっぺい太郎の絵が入った御札と、おみくじが中に入っているかわいらしい人形を頂戴しました。
見付天神のさらに奥には、こじんまりとした霊犬神社が鎮座しています。ここにはしっぺい太郎の墓碑がありました。
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