2016年秋の撮影旅(19) 山口県下関南部町郵便局と元乃隅稲成神社&島根県中垣内棚田
山口県下関では、日本最古の郵便局「下関南部町郵便局」の写真を撮った後、長門市の東後畑の棚田と、CNNで有名になった元乃隅稲成神社へ。
棚田には何度も来ていますが、数km離れた海そばの元乃隅稲成神社まで降りたのは初めてです。赤い鳥居がカーブしていくつも並んでいる、ちょっと不思議な風景です。
晴れていれば、海の青と鳥居の赤のコントラストがもっときれいだったのに、残念です。
翌日は、長門市からひたすら東へ向かい、島根県の中垣内の棚田と室谷の棚田にも寄りました。刈り取りは終わり、中途半端な風景ですが、その中途半端な風景が必要になってくるので、俺にとっては大切です。
午後、出雲市まで走るつもりでしたが、台風に追いつかれてしまい、車の運転が怖くなり、江津市の道の駅「サンピコごうつ」で泊まることに。
休憩所へ行ったら、外国人の母娘の旅行者がいました。話をしたら、カナダ人親子で、やはり台風で足止めをくらったそうです。
富士山の中山湖を出発して2ヶ月経っているそうです。娘さんがリヤカー付き自転車、お母さんが走るという旅行です。すでに2000km走っています。前にも、名古屋から金沢までのマラソンに参加したことがあるそうです。お母さんは筋金入りのランナーでした。こういうパターンの旅行者には初めて出会いました。
「何をやってるの?」と聞かれたので、愛犬といっしょに全国の「ドッグ・スタチュ(犬像)」を見て周っていると言いました。もちろん「犬像」そのものが重要なのではなく、その物語が面白いのだと説明しましたが。
とくに犬がひとりで伊勢神宮を参拝して飼い主の元に戻った「おかげ犬」の話には大爆笑でしたね。まずは信じられないという反応ですが、それは俺もそうだったのでよくわかります。一応、事情を説明すると納得してくれたようです。日本ならではの話ではないでしょうか。
「ハチ公知ってる?」と聞いたら、娘さんは、それをネットで見たことがあるといい、お母さんは、東京へ行ったらぜひ渋谷のハチ公へ行ってみるとのことでした。なんだか俺が無理やりハチ公を勧めたようなかっこうになってしまいました。
東京で外国人が観るべきものとして、ハチ公が必須なのかどうか、俺は断言できません。
今朝出発前に、ヴィーノもいっしょに、みんなで記念写真。
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