2016年秋の撮影旅(24) 岐阜県郡上市の旧野々倉小学校と、長野県中川村 美里の棚田
岐阜県美濃市から郡上市の盲導犬サーブ(ここにもあります)を撮影した後、山の中の道を通ってみました。
そしたら、途中に2階建ての木造校舎の廃校があって、おかあさんと子供たち数人が遊んでいました。郡上市の旧野々倉小学校校舎です。
なかなかこういった廃校は取り壊されることも多いのですが、この学校は、今でも地区の公民館や選挙時の投票所の役割を果たしているそうです。今でも使われているから「生きた」感じがしたわけですね。
おかあさんが小学生のころすでにこれは廃校で、別な学校に通っていたというので、廃校になったのも、ずいぶん前のことです。
学校は単なる建築物ではなく、地域の歴史と人を結ぶ中心としての心の文化財です。学校が生きているころは、ここが中心に地域が周っていました。
男の子は、どうして廃校になったか調べて、地域の多くの学校を訪ねたらしい。自由研究です。「それを全国的に広げていったら面白いと思うよ」と俺は言いました。実際、俺もやってみたいテーマでもあるので、男の子には頑張ってほしいと思います。
写真を撮った後、「ヴィーノ、バイバイ」と子供たちに見送られて廃校を後にしました。
なんだかこういう雰囲気は、中国雲南省や貴州省で、村歩きをしていたころのことを思い出します。
偶然ですが、この道を選んだこと、良かったと思います。たまには(いつも?)ナビを無視してみるのもいいもんです。
山の中を通りようやく国道に出て、今度は長野県中川村に。いくつか棚田があると聞いていたので行ってみました。
美里の棚田と言われているところには撮影ポイントとなる茅葺屋根の民家が残っていました。
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