【犬狼物語 其の百三】 神奈川県大磯町 旧吉田茂邸の愛犬たちの墓碑
戦後を創った名宰相、吉田茂の旧邸が神奈川県大磯町にあります。
吉田茂は大の犬好きだったらしく、数々のエピソードも残されています。
旧邸の後ろに続く庭に、愛犬の墓碑、「サンチヤン」、「ポチ」、「バンゾウ」がありました。(バンゾウは犬ではなかったかもしれないという話もありますが)
「サンチヤン」とは「サンちゃん」。
なんでも、吉田茂は日本の独立を果たしたサンフランシスコ講和条約調印の後、つがいのテリアを連れ帰り、雄には「サン」、雌には「フラン」と名前を付けたのだそうです。
「愛犬サンチャン之墓」というのはこの「サン」の墓です。
このつがいのテリア「サン」と「フラン」から産まれた子犬には「シスコ」と名前を付けたとのことです。なるほど。予想通りといえば予想通りですね。
他に「ブランデー」、「ウイスキー」、「シェリー」という名前の犬を飼っていたそうです。
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