『犬狼物語』で一番古い犬像と一番新しい犬像
今回の『犬狼物語』で紹介する犬像の中で、一番北にあるのは「消防犬ぶん公」で、一番南にあるのは「西郷どんのツン」だということは、昨日書きました。
そこで今度は、一番古い犬像と一番新しい犬像を確かめたら、一番古いのは、徳島県阿波市の「犬墓大師堂の戌墓のレリーフのようです。墓は享保のころ、犬墓村庄屋松永傳太夫が造ったとされているので、1716年〜36年ころのものです。
次に古いのは、福島県須賀川市の「代参犬シロ」の像です。これも、はっきりはわかりませんが、「寛政のころ」とあるので1789年から1801年に作られたようです。
では、一番新しいのは?というと、長崎県大村市の本経寺にある、小佐々市右衛門前親(こざさいちうえもんあきちか)の愛犬だった「華丸(はなまる)」の像で、2015年6月建立です。
その差は、ほぼ290年です。290年間の犬像を集めたということになりますね。
3月末には、五泉市から横須賀市に「忠犬タマ公」像が寄贈されることになっています。残念ながら書籍には間に合いません。新しい「忠犬タマ公」像については、『続・犬狼物語』で、かな?
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