山形の実家で縄文時代へタイムトリップ
私用で山形の実家に行ってきました。
先日の大雪は少し融けて、思ったほどの雪は積もっていませんでしたが、でもやっぱり雪国です。今朝はふたたびけっこうな雪になっていました。
実家で飼っているのは猫。俺も子供のころから猫好きでしたが、今は、どちらかというと犬好きになってしまったかもしれません。
実家のツバキは、6歳くらいでしょうか。顔はそうでもないですが、腹が出ていますね。
ところで、昔の俺の部屋をいろいろ物色していると、「沢畑 お月山古土器 昭和四十七年」と書いた箱を発見しました。
思い出しました。これは14歳の時に「お月山」という縄文時代の遺跡や、他の遺跡から見つけた土器や石器です。
お月山遺跡が大学調査が終わったあとに、友達と行ったらまだ遺物が落ちていたので拾ってきたものでした。
その後、土器と石器というものが気に入って、図書館の郷土誌から遺跡の場所を探して、いろいろなところへ行って、崖の中から見つけたものもあります。「トレンチ」の掘方なども調べて、将来は考古学者になろうかなどとも思ったくらいです。
実家は河北町の谷地というところですが、地名「谷地」でわかるように、昔は湿地だったようです。遺跡は、山際にあるので、湿地との境に縄文時代の集落は点在していたのでしょう。
土器や石器が実際崖から顔を出しているところなどを見ると、子どもながらに不思議な感覚と、古の時代へとタイムトリップする快感を覚えました。
これは2段階のタイムトリップですね。1段目は、現在から44年前へ。2段目は、縄文時代へ。
黒曜石や水晶の矢じり、縄文土器の渦巻き状の装飾部分には感動します。それを実際手に取った時、何千年前の縄文人が、同じように手にもっていただろうことを想像するとぞくっとしますね。
文字がなかった時代からのメッセージは、「形」にこそ表れるということでしょう。
現在が過去と遺物でつながる瞬間です。
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