【犬狼物語 其の百二十八】 栃木県那須塩原市 小太郎ケ渕の犬像
小太郎ケ渕は箒川の支流にある淵で、塩原温泉郷から山道に入り、国道400号から県道56号を約1.5kmほど上ると、右手に未舗装のラフな道があるので、それを300mほど下ったところにありました。
みずみずしい新緑が覆い、清流の涼しげな水音がなんとも心を落ち着かせます。
草だんごが名物の、小太郎ヶ渕茶屋があります。まだ時間が早かったので開店前でした。
茶屋の入り口近くに、犬の石像が2体立っていました。ネットで見て想像していたよりも小さい、高さは25cmくらいでしょうか。渓流を挟んで、対岸に祠がありますが、これと関係あるのでしょうか。
垂れ耳の子犬のようにも見え、ヴィーノの小さいときとそっくりです。まさか、ビーグルの幼犬ではないでしょうが。姿は「お犬さま」のようです。狼像かもしれません。まぁ、どっちでもいいですが、造形的な面白さと苔むした感じが、時間経過を感じさせるところが良いですね。
小太郎ヶ渕には伝説があります。
「領主の塩原小太郎が親のかたき討ちを果たせず家臣に追い詰められ、この渕に身を投じたという伝説が残る」(塩原温泉郷公式ページHPより)
というものですが、それと犬像は直接関係ないようです。もう少し由来を調べてみたいと思います。
それはともかく、静かで新緑が美しく、いいところです。紅葉のシーズンはまたいいでしょうね。
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