【犬狼物語 其の百三十三】 東京都練馬区 土支田八幡宮のお犬さま像
東京都練馬区の土支田八幡宮を参拝しました。
鳥居を入り参道を進むと、正面の拝殿の左側に、「太平洋戦碑」があり、その奥に「御嶽山大々記念碑」がありました。
さらに奥が、石積みの塚と小さな祠の御嶽神社の境内社です。ここに1対の狼の像が鎮座しています。右に鎮座する「阿」像には修復された跡がありました。
うっそうとした林の中にあり、静寂の中、木漏れ日が枯れ葉を照らし、神秘的な雰囲気です。いわゆる、鎮守の森です。瞑想にふけりたい気分ですが、ただ、蚊も多く、長く撮影していたら、手と顔を刺されて大変なことになりました。
「土支田八幡宮の社叢」ということで、この林は特徴的らしく、説明看板によると、
境内に植えられているのはスギとヒノキが主な樹種だそうで、練馬区内の神社の社叢としては比較的広くて、高木が多いことが特徴だそうです。
都会の中に、このような鎮守の森が残っているのは貴重です。そして鎮座する狼像がこの森を守っているようにも見えてきます。
狼は、昔はシカ・イノシシなど害獣を防いでくれる農耕の神様ですが、現代的な意味としては、都会の中の自然の守り神のような存在かもしれません。
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