【犬狼物語 其の百三十九~百四十】 岐阜県高山市 天堤神社の山犬型狛犬と日枝神社の木彫り狛犬
天堤(あまつつみ)神社内の末社、「荒神大神」前には、かなり古い形の「はじめ」タイプの狛犬が置かれていると知って行ってみました。
滝町棚田から5kmほどの塩谷町まで行ったとき、たまたま道を聞いた軽トラックのおじいさんに道案内してもらいたどり着きました。
以前、このあたりは誰も住んでいない山林だったという。この神社は、もともと高山市の南東に位置するダムに沈んだ高根地区にあったものだそうです。「荒神大神」もそのときいっしょに移されたのではと。
社殿の右裏の「荒神大神」前の一対の狛犬も飛騨地方独特の、子犬型狛犬ですが、かなり古いらしく、風雪で石像は磨かれて、丸くなっています。右側のはとくに形がわからないほどで、抽象的なオブジェのようです。
天堤神社から高山市内へ下って、日枝神社に向かいました。ここには1対の山犬型狛犬が置かれていますが、剱緒神社と同じような、木彫りの狛犬で、山犬or狼ふうのお姿です。
これも荒々しい一刀彫、円空の影響を受けた狛犬像であるらしい。
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