【犬狼物語 其の百四十六】 岐阜県下呂市 西上田神社のテディベアのような犬像
下呂市、西上田神社の境内には、少なくとも3対、6体の子犬型狛犬がいらっしゃいました。それぞれが個性的で、造形的にも優れたもので、じっくり見ていても飽きません。
とくに、階段上った左側に鎮座する狛犬は、子犬や子熊型で、しかも、顔の部分を中心に地衣類や苔類でおおわれ、まるでふさふさの毛が生えている「テディベア」のようです。可愛らしいです。つぶらな目のようなものもあります。
ほかには「おっさん顔」の狛犬もいたり。
さらに境内右奥には、山ノ神の文字碑がたくさん並べられて祀られていますが、ここにも両側には一対の犬像が守っています。首から肩にかけて渦巻き状の線刻があり、これは「たてがみ」の表現なのかもしれません。
すべては、飛騨高山地方でよく見る小型の犬像ですが、どういった由来があるのか、よくわからないようです。
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