【犬狼物語 其の百五十~百五十一】 静岡県静岡市葵区 大井神社と井川神社
前日の夜は、静岡県川根本町の道の駅「奥大井音戯の郷」で車中泊しました。
ここには「千頭温泉」があったので、「旬」というところへ行きました。狭い風呂でしたが、露天風呂もあったし、主人の都合で早めに閉めるというので、他の客もなく、逆にゆっくりすることができました。
翌朝6時前に道の駅を出て、大井川鉄道井川線に沿って県道を北上します。
長島ダムのところでは、鹿と猪と猿を見ました。このあたりまで入ると、野生動物は普通に現れるようです。鹿が出てきて道路の真ん中に立ち止まったので、俺も急停車し、そしたら、鹿はじっとこちらを観察していました。
さらに進むと、井川湖が右手に見えてきました。
井川湖畔に鎮座する大井神社と井川神社にも狼像が置かれていると知ったのでやってきました。ここへやってくるのは大井川鉄道が目的の人が多いのではないでしょうか。鉄道にはまったく興味を示さず、地味な神社へ直行する姿を客観的にみると、我ながら「かなり変な人」というふうに思えます。
まずは、井川湖の最北端、田代の大井神社へ。
ここはダム建設のために現在の場所に移設されたようです。森の中の小社です。
災難除け・けもの除けにご利益があるといわれているそうで、お犬さま信仰が生きています。小さいお犬さま像が守っています。
大井神社から6kmほど南に戻ったところにあるのが井川神社です。勘を頼りに湖の近くまで降りて行ったのですが、神社は見当たらなく、民家の前にいたおばあさんに道を聞きました。そしたら、県道沿いに鳥居があるというので、上の方へ戻りました。
井川神社もダム建設で合祀、移設されたようです。だから社殿は古くはありません。
ここには、3対の狛犬が置かれていましたが、そのうちの2体はお犬さま(狼)の姿です。例大祭の時は祠に鎮座するお犬さま像も御開帳されるようです。お札もあります。
神社は集落の上部に位置していますが、集落内には多くの茶畑が広がっていて、下の方には井川湖の水面が見えます。気持ちいい風景です。
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