【犬狼物語 其の百八十】 埼玉県川越市 氷川神社の「戌岩」と三峯社
埼玉県川越市の氷川神社は、妻の実家へ行くときに通る道沿いにあり、何度も参拝しているし、初詣が氷川神社だったこともあります。
だから身近な神社ですが、「犬像」という観点では行っていなかったので、あらためて参拝しました。
木製では国内有数の高さ15mの大鳥居をくぐると、参拝客がたくさん。着物姿の女性も多いし、風鈴の音も響き、華やいだ雰囲気です。
ちょうど、9月10日まで「縁むすび風鈴」が開催中でした。境内には江戸風鈴が吊り下げられています。写真を撮る人も多い。たしかにこれは「インスタ映え」しますねぇ。
氷川神社は、6世紀が創建といわれる川越の総鎮守で、もともと夫婦の神様を祀っていることから、縁結びや恋愛のパワースポットとして有名ではあったようですが、「インスタ映え」もそうだし、SNSを使って「縁むすび風鈴」の写真の奉納もできたりと、いろんなアイディアで営業努力しているようです。だから活気があるんだなと思います。
最近話題の「パンダ宮司」もあるし、参拝客を増やすべくどこも努力しているようです。
そして境内には、安産・子宝に御利益があるとされる「戌岩」があります。
正直、「犬」を意識しないと、犬には見えづらい。でも、これが「犬」だという情報をもらうと、見えるようになってきます。
人間は目だけで物を見てそれがなにかを判断しているのではなくて、自分の体験・知識・期待などもいっしょに活用して「おそらくあれだろう」と考えて答えを出しています。
なので、これを「犬」に見える人は、「犬」に見たいから見えるようになる、ということです。だから「犬」に見えなくても心配いりません。見えない人は「見たくない」「関心がない」から見えないだけで、異常ではありません。
ちなみに俺がこの「戌岩」が「犬」に見えるのは、当然「犬像病」だからです。
お産が軽い、多産であるという犬の特徴から、安産・子宝を象徴する動物になっています。願う人は、戌岩の鼻先を撫でるといいそうです。
本殿の横の方に、絵馬のトンネルが続き、境内社が鎮座する一角があります。この中に三峯神社もありました。
2対の像が社を守護していますが、手前の像は、狼(お犬さま)というより、狐に見えます。これも狼なんでしょうか。テーブルには、「三峰神社」の文字と、狼の姿が入っている記念スタンプが置いてありました。
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