【犬狼物語 其の百八十四】 東京都瑞穂町 郷土資料館「けやき館」のニホンオオカミ像
瑞穂町郷土資料館「けやき館」は、町の歴史や文化、自然について、いろいろと展示されています。
資料館の入口にほど近い大けやきの前に、景観モニュメント「ニホンオオカミ」が設置されたのは、2015年4月18日でした。
ニホンオオカミは、木の上に立ち、空に向かって遠吠えをしている像です。
解説看板から抜粋すると、
「瑞穂町では、江戸末期に石畑の畑(狭山丘陵のふもと)に潜んでいたニホンオオカミを村人が捕らえたという話があります。その時の皮標本や頭蓋骨が代々受け継がれ、今も所蔵されています。特に骨は、「キツネつき(心の病の一種)」という病気に効能があると言われ、お祓い(良くないことを振り払う行為)の道具として使用されたようです。この像は、それらを参考にして再現しました。」
瑞穂町にも狼に関する「民話」や「伝説」があるのかなぁと思っていたら、そうではないようです。
以前紹介した、坂戸市の「恩がえし公園」や、東大和市の「藤兵衛さんと狼」などのように、「民話」や「伝説」ではなくて、もっと事実に近い話のようです。
まだ主観的なものが入っていない話で、「狼の頭蓋骨」などのブツもあるようなので、「史実」の範疇でしょう.。
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