【犬狼物語 其の二百四】 東京都立川市 もしダース・ベイダーが犬を飼っていたら?
フロム中武での「七ツ石山展」を見た後、高島屋の方まで行ってみました。
このあたりに犬像があると、前から気になっていた情報があるからです。
立川駅北口、高島屋の駐車場への入口に犬像があります。他にもファーレ立川周辺には野外彫刻がたくさんありました。
調べたら、この犬像は、「ファーレ立川アート作品」の1作品だとわかりました。
作品紹介のページはこちらに載っています。
『無題』 ゲオルギー・チャプカノフ (ブルガリア)
犬像は、ブルガリア人の作家の作品だそうです。
ゲオルギー・チャプカノフは、社会主義リアリズムを代表するアーティストの一人で、いろんなものを造っていますが、工業廃棄物を利用したスクラップのオブジェなども造っているそうです。
解説文を読む限りでは、立川の鉄屑屋から、昔使われた農機具の残骸を集めて造ったものらしい。犬のフォルムは犬らしいのですが、金属の尖った部分が気になります。黒いので、もしダース・ベイダーが犬を飼っていたらこんな犬だったと思えるような犬像です。
田町のビル前に置いてあるフェルナンド・ボテロの「DOG」、グランちゃんとは違います。こちらは丸々としていて、対照的な犬像です。
このダース・ベイダーの犬像だけでこのアーティストの評価をしてはいけないのでしょう。彼の作品は他にもあります。「羊」です。
犬像と同じように黒い像で、同じく、鉄屑で造ってあるようです。ダース・ベイダーが飼っていた羊、といった像です。
1体だけではよくわかりませんでしたが、何体か見ているうちに、アーティストの「味」が感じられるようになりますね。嫌いではありません。
ファーレ立川周辺は、野外作品の置いていある空間を楽しむには、いいところです。アート作品の横で、親子がベンチに座ってお弁当を食べていたりしました。
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