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2017/11/05

【犬狼物語 其の二百五】 茨城県ひたちなか市 平磯 三峯神社

171030_1(那珂湊)

171030_2(那珂湊おさかな市場)

171030_3(平磯 三峯神社)

171030_4(平磯 三峯神社)

171030_5(平磯 三峯神社)

171030_6(平磯 三峯神社)

171030_7(境内から望む平磯の漁村)


ひたちなか市平磯に三峯神社があると知って、東北からの帰り、寄ってみました。

何度も訪ねている那珂湊おさかな市場から北へ3kmほど行ったところです。おさかな市場では、いろんな海産物が安く買うこともできるし、食べることもできます。江戸時代、那珂湊は水戸の外港として栄えたところです。

今回は北から来たので、ナビを使っていましたが最後のところで迷い、民家前で掃除をしていたおじさんに道を聞きました。

「神社はあるけど、あそこかなぁ。三峯かどうかはわからいけど」

と言われて、行ったところは狭い道の行き止まりで(あとでぎりぎり車が通れるとわかったのですが)、左手には平磯漁村の家並みと、たしかに小さい神社がありました。社殿前には狼像らしいものも見えます。

「これだな」と思い、写真を撮りながら近づいて行ったら、「稲荷神社」と書いてあります。そして狼像と思ったのも、狐像でした。どうもこれではないようです。

車で引き返す時、別なおじさんが歩いてきたので、三峯神社を聞いたら、「三峯かどうかはわかりませんが」と言いながらも、他の小さな神社の場所を教えてくれました。

稲荷神社から北へ120mほどです。車が通れるような道ではありません。昔ながらの漁村の路地で、車を大きな通りに停めて歩いて裏路地へ入りました。すると、左手に続く急な階段があって、鳥居には「三峯神社」とありました。

階段を上って行くと、狭い境内に社殿と、1対の狼像が鎮座しています。境内からは太平洋と密集した民家が建ち並ぶ平磯の様子が一望できます。なかなか風情のある漁村です。

三峯神社というと、「山」のイメージでしたが、漁村の三峯神社は初めてお参りしました。

でも、三峯神社でも聞いた話ですが、江戸時代は、海に関する仕事をしている市場の人や、漁村の人たちも、お犬さまを信仰していて、参拝に訪れていたという話を聞いていたので、こういう所からも行っていたのかと。

それと、去年だったか、糸魚川市でも大火事がありましたが、海辺の集落の建物が密集しているところの火事は怖いものです。火難除けとしても、三峯神社を祀ることになったようです。

神社の創建は江戸時代の文化年間だといいます。調べたら、そのころ(文化4年(1807年))、常陸の国(茨城県)の近海で異国船出没が記録されています。そんな時代背景もあります。
 
 
 
 
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