朝日新聞(2017/12/25)夕刊1面にヴィーノといっしょに掲載されました
先日、稲荷山公園で『全国の犬像をめぐる:忠犬物語45話』の取材を受けた記事が、2017年12月25日の夕刊1面にトップ記事として載りました。
写真は全国の犬像が数点と、ヴィーノといっしょに2パターン撮っていただいた記念写真のうち、妻も入った家族写真が掲載されました。
こちらは、朝日デジタルや朝日新聞のsippoにも載りました。
「「忠犬」と人の物語に魅せられて…全国の犬像を撮影する写真家」
『全国の犬像をめぐる:忠犬物語45話』ができたのは、もともと犬を飼おうと提案した妻と、いっしょに暮らすことになったビーグル犬ヴィーノのおかげとも言えます。
何度も書いていることですが、俺は中国でチベット犬に複数回咬まれてから一時期、犬恐怖症に陥りました。それがリハビリによって回復しましたが、妻の実家で飼っていたのもビーグル犬だったこともあって、ビーグル犬だったら、何とか触れるまでには回復していたのでした。
それでも、実際自分で飼うとなったら、世話もしなければならないし、面倒なことが増えてしまって、旅ができなくなってしまうのではないかと心配したのも事実です。
ところが、ヴィーノと出会ってからは、ヴィーノといっしょに旅をする幸せに目覚めてしまい、犬恐怖症も克服したし(100パーセントとはいかないですが)、ヴィーノがいない生活はもう考えられないくらいになってきました。
それで前から憧れだった遊牧民のような移動生活をやってみようという話になった時、遊牧民も同じように番犬を伴っていることから、「旅行」というより、より「生活」に近いことがわかりました。
そうして日本一周してみると、ヴィーノ連れということもあって、「犬の像」とか「犬の地名」とか、「犬」に関係するものが目につきました。
ヴィーノを入れて日本の風景写真を撮ってみたり、いろいろと試行錯誤をしてたどり着いたのが、じゃぁ、全国の犬像を集めてみたら面白いんじゃないか、これほど犬像がある国も珍しいんじゃないかと思い、ここ何年かかけて全国の犬像を捜し歩いたということです。
そして今年『全国の犬像をめぐる:忠犬物語45話』を出すことができました。ヴィーノのおかげというのは、こういう理由があったからでした。
記事には、棚田と犬像を写真に撮る理由に共通したところがある、ということにも触れてもらい、嬉しかったです。「棚田」と「犬像」という見た目がかなり違っているので、「どうして犬像なんか?」といわれることもあるからです。
やっぱり俺は、人とのかかわりで作られるものに興味があり、そこから「日本文化」を知りたいということのようです。
だから「棚田」も「犬像」も、それほど違ったものを撮っているという意識はありません。
ところで記事に「全国には計600体の犬像」とありますが、「600体」というのは、正確には「今のところ俺が調べた範囲内での犬像・狼像の合計」です。狼像も含んでいる数です。全国にはまだ数多くの犬像・狼像があるようです。説明不足でした。
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